歯を抜かないDTM矯正

DTM矯正法とは?

 小臼歯を抜歯せず、その代わりに奥歯を後方に移動してスペースを確保するTBDC新宿院の独自の矯正治療法です。

 小臼歯を抜歯せずに、前歯を4~5㎜程度後方に移動できます。

なぜ矯正治療で抜歯する?

 前歯を下げてEラインを改善する、八重歯など歯のガタガタ(叢生)が強い症例では、通常は小臼歯を抜歯してスペースを確保します。

 どうしても小臼歯を抜歯するのに抵抗感がある、健康な歯をできるだけ残したい、という患者様にはTBDC新宿院でのDTM矯正法がおすすめです。

 また既に小臼歯を抜歯した矯正治療を受けた方で、もっと前歯を引っ込めたい、という方にもおすすめです。

治療を開始する前に

 DTM矯正法では、親知らずがあった場所に向かって奥歯を後方に移動させます。

 そのために奥歯の後方移動の前には親知らずを抜歯する必要がございます。

 ブラケットやワイヤーといった矯正装置を装着する前、または直後にかかりつけの歯科医院や口腔外科で抜歯していただきます。

一番後ろの歯を後方移動

 歯列の一番後ろにある第二大臼歯を、親知らずを抜歯したスペースに向かって後方移動させます。

 具体的には、奥歯のみに部分的に、あるいは歯列全体にワイヤー矯正を装着して、第一大臼歯と第二大臼歯の間にオープンコイルというバネを付けて、これを月1回の来院時に拡大して、一番後ろの第二大臼歯を後方に移動させます。

 これらは他院では見られない、TBDC東京ビアンコ歯科矯正歯科 新宿院が考案した独自の治療手順になります

インビザラインでDTM矯正

DTM矯正法にはインビザライン

 インビザラインは世界を代表するマウスピース矯正です。

 第二大臼歯を後方移動した後は、インビザラインのマウスピース矯正が適しています。

 アンカースクリューなど特殊な治療法を使用せず、マウスピース矯正だけで第一大臼歯より前の歯も順次後方移動できます。

インビザラインによるDTM矯正:例

 臼歯部のみ部分矯正にオープンコイルを組み込み、一番奥の第二大臼歯を4ミリ後方に移動した後、インビザラインのマウスピースを42個使用して矯正しています。

動画で歯の動きをご覧になれます

 動画を再生していただくと、インビザラインで第一大臼歯から手前の歯を順次、後方に移動し前歯の歯並びも改善していくのがわかります。

 インビザラインによるDTM矯正の治療期間は2年6ヶ月~3年を想定しています。

 小臼歯を抜歯するインビザライン矯正よりもマウスピースの個数が多く、期間が長くなることが想定されます。

 また多くの場合、歯と歯の間を少しずつ削るIPRもおこないます。

 費用はインビザラインの小臼歯抜歯と同じ825,000円になっております。

ワイヤー矯正でDTM矯正

 ワイヤー矯正でのDTM矯正法はアンカースクリューを併用するなど複雑な手順になっています。

 一番奥の歯である第2大臼歯をオープンコイルで後方移動した後、第2大臼歯をその場に留めながら、手前の第1大臼歯より前の歯を順次1歯ずつ後方移動することは困難だからです。

 そこでTBDC東京ビアンコ歯科矯正歯科 新宿院が独自に考案した治療手順で、ワイヤー矯正で歯列全体を後方に移動します。

 まずは第2大臼歯をオープンコイルというバネで3~4㎜後方移動します

 第2大臼歯が手前に戻らないようにストッパーを組み込みます。

 アンカースクリューを埋入するのに安全なスペースを確保することもできます。

 第2大臼歯の手前にアンカースクリューを埋入します。

 第1大臼歯より前の歯を後方に移動する固定源にします。

 アンカースクリューを固定源に第1大臼歯・第2小臼歯・第1小臼歯を後方移動します。

 前歯6本をアンカースクリューを固定源に後方移動(リトラクション)します。

 八重歯などの場合は、先に犬歯だけを後方移動します。

DTM矯正のメリット

健康な小臼歯を抜歯せずに矯正ができる

 Eラインを改善し出っ歯や口ゴボ、八重歯などを矯正するためには、通常は小臼歯を抜歯する必要がございました。

 しかし、DTM矯正なら小臼歯を抜歯せず残したまま、口元を後方に下げてEラインを改善することが可能です。

 口元を下げたいが、小臼歯を抜歯するのには抵抗がある、という患者様にオススメの治療法です。

 また既に小臼歯の抜歯矯正をした方で、その後親知らずが生えてきたために、前歯が出てきたのを引っ込めたい、という方にもおすすめです。

DTM矯正のデメリット

 総合的に考えてDTM矯正法は、小臼歯の抜歯矯正よりもデメリットが多いと言えます。

 小臼歯の抜歯にそこまで抵抗がない患者様には、DTM矯正法よりも抜歯矯正の方がおすすめです。

抜歯矯正より治療期間が長い

 DTM矯正法は、複雑な治療手順で少しずつ歯を後方に移動するので、小臼歯の抜歯矯正よりも治療期間が長期になります。

 インビザラインの場合で、抜歯矯正よりも約6ヶ月治療期間が長くなります。

 ワイヤー矯正の場合は、抜歯矯正よりも6ヶ月~1年治療期間が長くなります。

治療効果に限界がある

 DTM矯正法は、歯を後方に移動するのに4㎜程度が限界です。

 それ以上に前歯を下げたいとなると小臼歯の抜歯矯正の方が効果はございます。

前歯がキレイに並ぶのが後になる

 DTM矯正法は、先に歯列の後ろでスペースを確保していくので、前歯をキレイに並べて行くのが最後の方になります。

 しばらくは矯正治療で歯並びをキレイにしている実感がなく、モチベーションの持続が難しい患者様もいらっしゃいます。

治療費用が高い

 DTM矯正法は治療の手順が複雑で、治療期間が小臼歯の抜歯矯正よりも長くなるので、費用が高くなります。

 インビザラインのDTM矯正法なら小臼歯抜歯と同額ですが、ワイヤー矯正の場合はアンカースクリューも含めて、小臼歯抜歯の料金よりもプラス165,000円になります。

DTM矯正の料金

インビザライン・コラボ矯正

裏側矯正&インビザライン

880,000円(税込)

ハーフリンガル&インビザライン

825,000円(税込)

ホワイト表側&インビザライン

825,000円(税込)

表側矯正

990,000円(税込)

ハーフリンガル矯正

1,155,000円(税込)

裏側矯正

1,375,000円(税込)

コラボ矯正

裏側矯正&マウスピース

1,100,000円(税込)

ハーフリンガル&マウスピース

990,000円(税込)

ホワイト表側&マウスピース

935,000円(税込)