1.歯がスムーズに動く
矯正治療の初期の段階では直径が細いワイヤーを使用しますが、摩擦抵抗が少ないので、歯が早く動きます。
2.来院回数が少ない
クリップ式の開閉機構でワイヤーを着脱できます。
通常の歯列矯正のブラケットでは、モジュールと呼ばれる小さなリング状のゴムでワイヤーをブラケットの溝に固定します。
しかし、このモジュールは劣化するので月1回は交換する必要がございます。
クリップ式のセルフライゲーション・ブラケットはゴムリングを使用せず、交換をしないので、来院間隔が2~3ヶ月と少なくても大丈夫です。
3.通院時の治療時間が短い
クリップ式のブラケットはワイヤーの交換が簡単なので、1回の診療時間(チェアタイム)が短くて済みます。
患者様が口を開けている負担も少なくて済みます。
4.歯や歯周組織への負担が少ない
これまでのモジュール(小さなリング状のゴム)でワイヤーをブラケットに固定する場合、摩擦抵抗があり歯に無理な負担がかかる場合がございます。
クリップ式なら無理に歯に力をかけません。そのため歯の周囲の骨にも無理な力がかからず痛みの軽減にもつながり、骨組織の新陳代謝も両汚行で、その結果として歯が早く動くと考えられています。
5.ワイヤーを確実に固定できる
モジュールでワイヤーをブラケットに装着する場合、モジュールがワイヤーに力負けして伸びて、ブラケットからワイヤーが浮き、しっかり固定できず十分な矯正力を歯にかけられない場合がございます。
しかし、開閉式のクリップ機構はワイヤーを浮かせることなく確実にワイヤーを固定することができます。